目 次
macOS Catalina 10.15.7にアップデート後、ファンが回りっぱなしになりました。
iMac27インチなのでそうそう回ることがないのですが、ここ数日回りっぱなしでした。
一般的には多数のアプリを起動しているときや、あるアプリがCPUに負荷をかけたときなどに起こりますが、今回のはどうやらmacOS 10.15.7にアップデートしてから起きているようです。
アクティビティモニタを起動して確認する
「アクティビティモニタ」は「ユーテリティ」の中にあります。
Finderのメニューバーから「移動」→「ユーテリティ」です。
確認してみると「accountsd」のCPU使用率が以上に高いことがわかります。
他の数値が異常を示していれば、そのアプリ関連が絡んでしますので、そのアプリを終了させてみて下さい。
今回は「accountsd」が異常な数値を示して暴走していましたので、そちらを解決しなければなりません。
accountsdってどこのどいつだ!
accountsdとは、簡単に言えば、デーモン(Daemon:メモリー上で直ぐにスタンバイしている常駐プログラムのこと)のひとつで、iCloudのApple IDを同期するプログラムとでも考えれば良いと思います。
このaccountsdが暴走したためCPU使用率がバーンと跳ね上がってしまい、ファンが全開で動作したということです。
数年前「accountsdがキーチェーンログインを使おうとしています。キーチェーンのパスワードを入力してください」なんていうトラブルがあったのを思い出しました。
accountsdの暴走を止める
accountsdはApple ID絡みですので、iCloudをログアウトすることで解決しそうです。
- 「システム環境設定」→「Apple ID」→「概要」から
- Apple ID サインアウト
- reboot(再起動)
- 「システム環境設定」→「Apple ID」→Apple ID サインイン
で暴走は止まりました。
それでもファンが止まらない場合
それでも止まらない場合はどうしたらいいのかを他のサイトで調べてみました。
1.accountsdをkillallし、iCloudの壊れたデータベースを修復する
ターミナルを起動し下記コマンドを実行します。killallとは実行中のプロセスを終了させるコマンドです。
sudo -v ; killall -9 accountsd com.apple.iCloudHelper ; defaults delete MobileMeAccounts ; mkdir ~/Library/Accounts/Backup ; mv ~/Library/Accounts/*.sqlite* ~/Library/Accounts/Backup/ ; killall -9 accountsd com.apple.iCloudHelper ; sudo reboot
sudoコマンドなので管理者パスワードが求められる場合があります。パスワードはターミナルには表示されませんが、そのまま「enter」して下さい。
2.accountsdをKillallしてハングアップを止める
ターミナルを起動し下記コマンドを実行します。killallとは実行中のプロセスを終了させるコマンドです。
sudo killall -HUP accountsd
HUPはハングアップという意味です。
3.macOS 10.15.7 Comboアップデートを行ってみる
macOS Catalina 10.15.7 Combo(統合)アップデートを行い、設定を上書きし、前の設定を破棄してくれる可能性があるということかもしれません。
ビルド番号(19H2)が変わらないので、効果があるのかどうかはわかりません。
りんごG3がまとめます
「accountsd」は時々不具合を生じさせるデーモンです。しかし、不要なものではありませんので、落ち着いて解決方法を探りましょう。
アップデートによる不具合はMacに限らず、どんなものにも起こりうることなので、「壊れた!壊れた!」と、大騒ぎせず、冷静に対処するというのが解決への近道です。
どんな事象にも必ず原因はありますので、じっくり行きましょう!!