1月24日Apple製品のアップデートがあり,iOS 10.2.1がリリースされましたが,今回のアップデートでiPhoneのバッテリーが急激に減るという問題は解消されたのでしょうか。
今回のアップデートはセキュリティ関連の脆弱性修正のアップデートが中心のようで,大きなシステム関連の修正は行われていないようです。
バッテリーが急激に減る問題は解消したのか
バッテリーが急激に減ったり,30%くらいになっていきなりシャットダウンしたりする問題はiPhone6Sの特定機種だけが交換プログラムの対象でしたが,iPhone6S PulsやiPhone6,6 Puls,SEなどにも起こっている現象です。
こうなってくるとシステムの問題ではなく,バッテリーそのものに問題がある可能性もあります。
しかし,現状ではAppleが問題視していないため,すぐに交換というわけにはいかないようです。
今回のアップデートではiOSのシステムにおけるバッテリー管理などのプログラムの更新はないようです。
従って,解消したとは言えないでしょう。
今回のアップデートは脆弱性の修正が中心
10.2.1へのアップデートの詳細は下記内容です。
アンロック解除,悪意ある連絡先カードでのアプリケーションの予期せぬ終了やカーネルの問題2件,webkitの問題が7件など,脆弱性に関わる問題が中心のようです。
では改善は行われないのかということですが、バッテリーが急激に減る,あるいはシャットダウンする現象はAppleでも分かっていると考えられます。
ただ,原因が特定できないと,プログラムの修正や交換プログラムなどを行えないのではないでしょうか。
さらなる調査や検証が待たれるところです。
症状が起きていない方でも,いつ何時不具合が生じるか分かりませんので,バックアップだけはキッチリ取っておきましょう。
バックアップがあればなんとかなります・・・面倒ですが。。