iPhone6Sの電源が突然落ちるということでAppleから交換プログラムが出ています。
2015年9〜10月製造のiPhone6Sのバッテリーが問題があり,バッテリー無償交換を行っているということはご存知だと思います。
しかし,知人のiPhone6S Pulsでも突然のシャットダウンが起きるという,iPhone6Sと同様の問題が起きており,これ
iPhone6Sだけの問題ではないような気がします。
iPhone6S Pulsも電源が落ちる
知人から相談を受け状況を確認してみた。
iOS10.2へのアップデートは12月13日でしたが,すぐにiTunesを介してアップデートしたということです。
その次の日から,通常使用していて,バッテリーが70%になったところで,ほんの1時間程度すると30%になり,いきなり電源が落ちるということです。
アプリは新たにインストールしておらず,通常通りの操作を行っていたということです。
この症状は「iPhone6Sのバッテリー交換プログラム」と同じ症状です。
その後,12月15日にも同様に2回電源が切れたということです。
16日に3回落ち,17日にApple正規プロバイダーである「カメラのキタムラ」に12月19日に予約を取ったということです。
そのときに相談を受け,バックアップはあるということでiTunesにて「iPhoneを復元」し,1日様子をみました。
その時は落ちなかったので,復元を試みました。
12月18日にはまた2回落ちたということで,Appleサービスプロバイダー「カメラのキタムラ」に同行することにしました。
iPhoneバッテリー診断は問題なし
カメラのキタムラで受付を行いiPhone6S Pulsを確認してもらいました。
そこで,iPhoneのバッテリー診断を行ってもらいました。
結果,バッテリーに異常はないということでした。
私が行ったトラブルシューティングと同じ内容を聞き,カメラのキタムラで復元を行いました。
「バッテリー診断で異常がないため,交換はできないので,いったんこれで様子を見ていただけますか?」ということでした。
症状が再現しない以上,これは仕方がないことです。
サービスプロバイダーでなくても診断に異常がなければ交換はできませんので,仕方なく持ち帰り様子を見ることにしました。
すぐに電源が落ちた
カメラのキタムラを出て時間があるのでカフェにでも行こうということで近くのカフェでコーヒーを飲んでいました。
そこのカフェはWi-Fi環境があったので,iCloudからの復元を試みようとなりました。
ちなみに,知人のiPhone6S PlusはiTunesだけでなくiCloudでもバックアップを取っていました。
常にバックアップを行っているということは大事なことですね。
iPhone>設定>一般>「すべての設定とコンテンツを消去」し,初期化してiCloudから復元を実行しました。
と,その時,本来ならAppleのロゴマークが出ているところなのですが電源が落ちていました。
再度起動して設定アシスタントを行おうとしたら,いきなり電源が落ちました。
再びカメラのキタムラへ
復元を行う前に電源が落ちたことを考えれば,本体不良と判断できます。
幸い近くのカフェにいたので,すぐにカメラのキタムラへ引き返しました。
ショップの方に状況を説明し,現品を確認してもらいました。
すでに電源が落ちており,再度電源を投入すると,いったん起動したのですが,2分ほどして充電を促す赤いバッテリーのマークが出現しました。
カメラのキタムラを出る前には80%近く残っていたバッテリー状態をお店の方も確認していたので,その場で交換ということになりました。
交換後,3日ほど経過していますが,今は問題ないようです。
原因は何なのだろうか
iPhone6Sはシリアルに該当する機種のみ,バッテリーに問題があったという発表ですが,果たしてそうなのでしょうか?
知人のiPhone6S Pulsはもちろん該当機種ではありませんでした。
原因は不明ですが,明らかにiOS10.2にアップデートを行って以降に起きた現象です。
アプリを追加したわけでもなく,アプリのアップデートもすべて最新でした。
もしかしたら,iOS10.2のプログラムに問題があるのかもしれません。
プログラムの中にシステムに異常を引き起こす,あるいはロジックボードになんらかの損傷を与え,バッテリー異常を引き起こしているのかもしれません。
Appleはこの症状について認識しているのかもしれませんが,今のところ公式な発表はないようですが,今後 新たに出てくる問題なのかもしれません。