iOS 10.2.1がリリースされましたがiOS10.3 PublicBeta 版もリリースされました。
開発者向けのベータ版なので不安な面もありますが,インストールしてプレビュー・検証してみたいと思います。
iOS10.3での変更点は「Apple IDのプロフィールの追加」「AirPodを探す」「Siriの強化」「Apple File System(APFS)の採用」「CarPlayの強化」などです。
iOS 10.3 PublicBeta 1インストール
まずは登録が必要ですので,Apple Beta Software Programサイトでユーザ登録します。
その後,iPhoneでサインインし,まずはプロファイルをインストールします。
その後「設定」⇨「一般」⇨「ソフトウェアのアップデート」を確認しインストールします。
注意
PublicBeta版を利用する時はバックアップなどを取ってお試しください。
利用に際して何か問題が発生しても責任は取りかねますので,自己責任のもと,充分にご注意ください。
Apple File System(APFS)
2016年6月 WWDCで発表されたApple File System(APFS)は,システムに大きな変更を加えずにデータ量の増大などに対して、処理能力を強化できる,次世代のファイルシステムでフラッシュ/SSDストレージに最適化されています。
従来はHFS+というファイルシステムで,多少古いファイルシステムでした。
今後,macOS 10.12もバージョンアップに伴い,APFSへ置き換わっていくということです。
堅い話はココまでで実際の変化はあるのかと言えば,今のところあまり感じないです。
アップグレード直後に起きるトラブルが無いかと不安な気持ちはあります。
設定画面
「設定」を確認すると一番最初にApple IDに関するプロフィールが表示されています。
まず「名前,電話番号,メール」の設定情報があり,次に「パスワードとセキュリティ」の項目があり,ここでパスワード変更やセキュリティ質問の変更,2ファクタ認証のオンオフ,修復用メールアドレスの追加などが行なえます。
そして「支払先と配送先」ということで,クレジットカード情報と住所の変更ができるようになっています。
この部分だけで「Apple IDの管理」がiPhoneの「設定」で行えるということですね。
また,今までは設定画面の真ん中あたりにあった「iCloud」の項目がこちらに移動しています。
ここでストレージの管理も行えるようになっています。
「iTunes StoreとApp Store」もこちらに移動しているようですが,そこはPublicBeta版ですかね「設定」項目の中にまだ存在しているようです。
いずれは「設定」項目から移動ということになるのでしょう。
画面をスクロールすると下の方にはApple IDでサインインしているデバイスが表示されています。
Macもここで確認できるようです。
ではiPhoneの中を確認すると・・・「セキュリティ質問」が現れます。
そしてデバイス情報が確認でき「iPhoneを探す」のオンオフや「iCloudバックアップ」のオンオフ設定ができます。
また,電話番号やシリアル番号,IMEIなどもここに表示されます。
ではMacはどうでしょうか・・・iMacは「Macを探す」と機種,OSバージョン,シリアル番号が確認できます。
MacBook AirはMacを探すをオンにしているのですが,そこで「iPhoneを探す」アプリへ接続できるようになっていました。
りんごG3がまとめます
今回iOS 10.3 PublicBeta1をインストールしてみましたが,アプリのレスポンススピードが早くなったような気がします・・・・・「気がする」だけかもしれませんがww
これはAPFSのおかげなのでしょうか。
それと「設定」にある「Apple IDのプロフィール」はApple IDに絡んだ,色んな情報を集中して管理できるので使い勝手は良い感じです。
バッテリーに関しては検証ができていないので今後,検証をしてご報告できたらいたします。
PublicBetaですので今後いろんなバグが出てくることは予測されますが,今のところは問題なく使用できています。